『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形 』
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41qoIT5g7rL._SX306_BO1,204,203,200_.jpg https://www.amazon.co.jp/%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%82%92%E6%97%A9%E9%80%81%E3%82%8A%E3%81%A7%E8%A6%B3%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%81%9F%E3%81%A1-%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B9%E3%83%88%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%83%BB%E3%83%8D%E3%82%BF%E3%83%90%E3%83%AC%E2%80%95%E2%80%95%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%84%E6%B6%88%E8%B2%BB%E3%81%AE%E7%8F%BE%E5%9C%A8%E5%BD%A2-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E7%A8%B2%E7%94%B0-%E8%B1%8A%E5%8F%B2/dp/4334046002/ref=monarch_sidesheet
ISBN:4334046002
◎内容
現代社会のパンドラの箱を開ける!
なぜ映画や映像を早送り再生しながら観る人がいるのか――。
なんのために? それで作品を味わったといえるのか?
著者の大きな違和感と疑問から始まった取材は、
やがてそうせざるを得ない切実さがこの社会を覆っているという
事実に突き当たる。一体何がそうした視聴スタイルを生んだのか?
いま映像や出版コンテンツはどのように受容されているのか?
あまりに巨大すぎる消費社会の実態をあぶり出す意欲作。
*******************
◎目次
序章 大いなる違和感
第1章 早送りする人たち
――鑑賞から消費へ
第2章 セリフで全部説明してほしい人たち
――みんなに優しいオープンワールド
第3章 失敗したくない人たち
――個性の呪縛と「タイパ」至上主義
第4章 好きなものを貶されたくない人たち
――「快適主義」という怪物
第5章 無関心なお客様たち
――技術進化の行き着いた先
おわりに
*******************
◎著者プロフィール
稲田豊史(いなだとよし)
1974年、愛知県生まれ。ライター、コラムニスト、 編集者。
横浜国立大学経済学部卒業後、映画配給会社の
ギャガ・コミュニケーションズ(現ギャガ)に入社。
その後、キネマ旬報社でDVD業界誌の編集長、書籍編集者を経て、
2013年に独立。著書に『セーラームーン世代の社会論』(すばる舎リンケージ)、
『ドラがたりのび太系男子と藤子・F・不二雄の時代 』(PLANETS)、
『ぼくたちの離婚』(角川新書)、『「こち亀」社会論 超一級の文化史料を読み解く』(イースト・プレス)。
近著に『オトメゴコロスタディーズ フィクションから学ぶ現代女子事情』(サイゾー)がある。